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プロフ(またはプロフサイト〔「プロフサイトに潜む問題と危険 」『ケータイの正しい使い方』岡山県県民生活部情報政策課情報化推進班〕)とは、プロフィール(プロフィールサイト)の略で、モバイルサイト上に自己紹介ページを作成できるサービスの総称。代表的なものとして、株式会社ザッパラスが運営する前略プロフィールがあり〔『友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル』175頁。〕、類似サイトの中では最も会員数が多い〔「「プロフ」はもうかるビジネスか 流行った理由は「誰も分からない」 」ITmedia News(2007年11月7日)〕。サービスとしては2002年頃から存在していたが、大きく流行し始めたのは携帯電話のパケット定額制が定着して以後であり、2003年~2004年頃〔とも2006年頃ともいわれる。2007年~2008年頃には盛んにメディアに取り上げられた〔。後述(#使用状況)するように、日本で独自にみられるインターネット文化である。 ==サービスの概要== プロフの普及前から(遅くとも1970年代後半頃から)小中学生ぐらいの女子の間では紙製のプロフィール帳・サイン帳(自分のプロフィールを記入して交換する)が使われていたが、プロフはこれをオンライン上で再現したものに相当する。紙製のものと同じように作成したプロフのアドレスを携帯電話の赤外線通信機能を使って名刺のように交換して使うほか〔「中高校生たちにとっての“プロフ”とは? 」 SHARP Users Net PCスタジオ>知っ得コラム (2007年9月)〕、オンライン上に自己紹介サイトを設置するという特性から、不特定多数に自分自身の情報を発信してコミュニケーションの輪を広げていくという使い方もできる。利用料金はたいてい無料であり、スポンサーからの広告収入によって運営されている〔「【気になるトレンド用語】″学校裏サイト″の次に危険なのはコレ?″プロフ″に潜む甘い罠と危険! 」livedoorニュース(2007年8月2日)〕。 利用方法は、利用者が空メールを送信してサイトに登録し、あらかじめ用意された質問に回答することによって自動的に自己紹介が生成される仕組みになっている〔佐野正弘 「「ホムペ」「プロフ」「リアル(1/3)」--ケータイ世代が生み出す新コミュニケーション 」CNET Japan(2009年3月5日)〕。質問はハンドルネーム・性別・誕生日などの個人属性から好きな食べ物・芸能人といった趣味的なものまで幅広く、全部で40~100項目ほどであるが〔「ケータイで自己紹介、女子高生にプロフ流行 」YOMIURI ONLINE(2007年2月1日)〕、実際にはその中から10~20項目ぐらいを選んで回答するのが標準的であり、10分もあれば開設できる。生成されたページ上では、以下のようなコンテンツを設置できる(されている)ほか〔以下、この節で特に脚注を付していない部分はを参照。〕、背景のデザインや文字の色も設定できる〔。 ;トップ画 :ページの一番上の部分に設置する画像で、多くの場合は自分の顔写真を掲載する。カメラ付き携帯電話の機能で撮影した画像のほか、プリント倶楽部(の一部機種)で撮影した画像データを携帯電話に転送して使うこともある(下記のアルバムの画像も同様)。トップ画をより魅力的なものにしたり頻繁に更新したりすればアクセス数(後述)の増加につながる。ただし、実際に顔写真を公開しているのはプロフ利用者全体の中では少数派(MMD研究所調べでは15.3%)である。 ;アルバム :画像・動画をアップロードして表示できる。不特定多数に公開されることのないようにパスワードをかけることもできる。 ;リアルタイムブログ :通称リアル。日記のように出来事を綴るブログと比べて、より単発的・即時的なつぶやきを書き込む。 ;ゲストブック(掲示板) :通称ゲスブ。訪問者からコメントを受け付けることができる(ゲストブックで交流することを「絡む」という)。ゲストブックでのやりとりは第三者に公開された状態となる。メールと比べて返信が遅れてもよい雰囲気があるため〔若い世代の携帯電話によるコミュニケーションでは、相手からメールを放置せず即座に返信する(即レスする)ことが、事実上のマナーとなっている。〕、親しい間柄でも、携帯電話のメール機能で連絡をとりあうよりゲストブックを利用してやりとりをするほうを優先することもある。 ;メールボックス(私書箱) :通称メルボ。この機能を使えば、ゲストブックとは違って第三者に非公開の状態で互いに連絡を取り合うことができる。 ;リンク :他のサイトへのリンクを設置できる。友人のプロフや自身のブログへのリンクを貼ることがしばしばある。また、他のサイトでリアルタイムブログやメールボックスを開設している場合〔例えば前略プロフィールの場合、メールボックス機能はないので(過去にはリアルタイムブログも無かった)代わりに他サイトのものを使うことになる。〕はそこへのリンクをはっておくことがある。 プロフにはアクセス数カウンタがついており、自分のページがどれだけ注目されているかが定量的にわかるようになっている。プロフとブログの両方を利用している場合、プロフへのアクセス数を稼ぐことは、そこからリンクされている自分のブログの読者を増やすことにもつながる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プロフ (モバイルサイト)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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